オーストラリアを拠点に活動するプロサーファー、ミュージシャン、アーティストのクリード・マクタガートは、ここ数年、絵画の腕を磨いている。海に入っていない時は、アクリル絵の具とオイルパステルを混ぜていつも実験している。クリードは色彩を通して感情を表現する方法を探求している。シンプルで親密な感情を呼び起こすため、プリミティブとも言える画風を追求している。暗いイメージと鮮やかな色彩を対比させ、並置することで、見る者を挑発する。彼の主題は、動物、格闘家の肖像、時には幾何学的なテクスチャーの中に孤立した抽象的な人物などである。モダン・アーティストである彼の絵画は、現実の残酷さを美しく表現しようと努めている。サーファー&ミュージシャンからアーティストへのクリードの変遷は、新しい絵を描くたびに彼の真にユニークなスタイルが解きほぐされていくように、必要不可欠なものである。